えほんをえらぶ時、まずは絵をみる。つぎにおはなし。
この本をすきな理由は、ダイナミックな絵にある。
片山健のえほんに出てくる女の子はいつも、なんかちょっとブサイク。
ねこのタンゲくんも、片目がつぶれた、正直かわいいとは言いがたい大人のねこ。ストーリーもおもしろくて あるひ わたしたちが ばんごはんをたべていると、
いっぴきの みたこともない ねこが のっそり はいってきま
した
あたりまえのように ひざのうえに すわると、おとうさんも
おかあさんも なにも いいませんでした。
わたしはここにおもしろさを感じる。
わたしの両親はねこが入ってきたら間違いなくおっぱらっていただろうし、わたしだってそうする。まして、ひざにのるなんて。
世の中には、ねこを自然に受け入れるひとがいるんだということはうすうす知っていたが、
この自然さは一体なんだろう?こんなひとたち、本当にいるんですか。
と、思い出してみたらわたしのダンナさんがこんな感じのひとでした。
自然にねこをつれて帰ってきて、自然にいっしょに暮らしはじめ、気がついたら押入れで2回も出産していた。
主人公の「わたし」はタンゲくんがいつもどこで何をしているのか知らない。
あらゆる想像をして、「タンゲくんはわたしのねこだよね。」と確認するが、タンゲくんは知らんかお。
でもでも、晩になるとちゃんとわたしのところに帰ってくる。
新しいともだちが、じぶんの知らないところでどんな風にしてるのか、じぶんの事をともだちだとちゃんと思ってくれてるのか、色々ドキドキ考えているときとちょっと似てる。
まだちゃんと確認しあってない、恋人を思う気持ちともちょっと似てる。
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